このような悩みについて解決します。
本記事の内容
- ブログに文才は必要ない【無くても書けます】
- 読みやすい文章のポイントについて
- 勉強におすすめの本
この記事では、ブログの「文章力」を身につける方法について解説します。
文才はあるに越したことはないですが、文章力がなくても「読みやすい文章」は書けます。
「文章を書くのが苦手」と悩んでいる人向けに、すぐに実践できる「文章力」を身につける方法を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブログに役立つ文章力を身につける方法
ブログを始めたばかりやこれから始めようと思ったときに「自分には文才がないから」と思ってしまって、ブログを諦めてしまった経験はありませんか?
前述しましたが、ブログを書く際には必ずしも文才は必要ではありません。
この記事では、読みやすい文章を書くために何をすればいいのかを解説します。
文才がなくても文章力が身に付く主な方法は以下の3つです。
- 読書をする(ジャンルは問わず)
- 学んだことをインプット、アウトプット
- 繰り返し書く(いろんなブログを見て学ぶ)
順番に解説していきます。
読書をする(ジャンルは問わず)
個人的意見ですが、文章力を鍛えるには一番の勉強法だと思います。
ジャンルを問わずさまざまな本を読むことで、表現や文法を学ぶことができます。好きな作家さんがいれば、その人の本を中心に読みまくるのもいいと思います。
小説やエッセイなど気軽に読める本から読んでいきましょう。
インプット・アウトプット
本は読んで終わりにするのではなく、学びになったことや感動したことなどを、どんどんアウトプットしていきましょう。
アウトプットすることで記憶を定着させ、勉強を効率化することができます。
僕がブログを書く理由も、アウトプットをすることで学んだことを忘れないようにするためです。
ライティングのトレーニングにもなるので一石二鳥だったりします。
自分がどんな文章を書いているのかを知る
実際に文章を書いてみると、頭で思っている以上に書けないことに衝撃を受けます。
一度、自分が書き上げた文章をプリントするなり、後日でも改めて見てみてください。おそらく、何が言いたいのかよくわからない文章になっていると思います。
可能ならば、書いた文章を誰かに見てもらって感想を聞いてみてください。自分がどんな文章を書いているのかを知りましょう。
文章のテンポや改行のコツなどは、前出の読書によって勉強するか、他の人のブログを見て少しづつ知識を増やしていけばOKです。
読みやすい文章を書く10のコツ
読みやすい文章を書くにはコツがあります。
以下にそのコツを10個まとめましたので、紹介していきます。
- 結論は真っ先に述べる
- 見出しだけで記事の概要をわからせる
- 文章は短く、簡潔に書く
- 読点「、」は1文に2つまで
- 1文には1つの内容だけを書く
- 改行は1文ごと
- 文体を統一する(ですます調・だ、である調)
- 漢字を”ひらく”
- 漢字:3、ひらがな:7、カタカナ:1のバランス
- 画像や吹き出しを使う(文章だけ並べない)
①結論は真っ先に述べる
読みやすい文章を書くためのコツの1つ目は「結論から先に述べるようにすること」です。
Web記事やブログでは、結論から先に書くことがベターとされています。読者の離脱を防ぐためとSEO対策に効果的だからです。
読者は早く答えを知りたがっているので、文章なんてほとんど読みません。
結論がすぐに見つからないと「欲しい情報が書いていない」と感じてしまい、離脱されてしまう原因になります。
②見出しだけで記事の概要をわからせる
読みやすい文章を書くためのコツの2つ目は「見出しを見れば記事の概要がわかるようにすること」です。
見出しとは、記事の章ごとの小タイトルみたいなものです。
知りたいことが書かれているか見出しを見て分かれば、記事の内容にも興味を持ってもらえる可能性が高くなります。
③文章は短く、簡潔に書く
読みやすい文章を書くためのコツの3つ目は「ブログの文章は短く、簡潔に書くこと」です。
長い文章や難しい表現を使うと、読者にとって読みやすい文章とはいえません。
読者にストレスを感じさせないように、文章は短く、簡潔に書きましょう。
以下は、短くできる文章の具体例です。
- ブログにおいて重要なことは「読みやすい文章」を書くということです。(33文字) ↓
- ブログは「読みやすい文章」を書くことが重要です。(24文字)
少し工夫するだけで、33文字を24文字まで減らせました。
冗長な文章は読者の離脱を招きますので、書いた文章を短くできるか、簡潔にまとめられるかを常に考えましょう。
④読点「、」は1文に2つまで
読みやすい文章を書くためのコツの4つ目は「1文の中に2個以上の読点『、』を入れないこと」です。
むやみに読点を入れると読みにくい文章になってしまい、途中で読む気を失わせてしまいます。
読点の役割は「文章を読みやすくする」「内容を正しく伝える」ことです。
ただし、はっきりとした基準があるわけではないので、読点を2個以上使っているから誤った文章というわけではありません。
話はそれますが、太宰治の作品の多くは、読点を多く使用しています。
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。 引用:太宰治『走れメロス』より
読点を多く使用することで、登場人物の内面や心の葛藤などを表現しています。
⑤1文には1つの内容だけを書く(一文一義)
読みやすい文章を書くためのコツの5つ目は「文章は1文に1つの内容(一文一義)で書くようにすること」です。
例えば、以下の文章を見てください。
「観葉植物を手に入れたこと」「葉の色や形に注意すること」「土の湿り具合や日光の管理」「育て方に感じる負担」など、1つの文の中に4つも情報が書かれています。
情報が多過ぎて読みにくいので、「一文一義」を使って文章を整理しましょう。
文章が整理されたことで、前出の文章に比べて読みやすく感じると思います。
このように「一文一義」は読みやすい文章を書くために重要な手法ですが、文章を区切りすぎると小学生の作文のようになってしまうので注意しましょう。
⑥改行は1文ごと
読みやすい文章を書くためのコツの6つ目は「1文が終わるたびに改行をすること」です。
このテクニックを使うことで、文章がスッキリして見えるようになります。
以下の文を例に見てみましょう。
1文は短く、難しい表現も使っていませんが、なんだかゴチャゴチャした印象を受けます。
では、1文ごとに改行をいれるとどうなるのか。
このように、改行で区切ると1つ1つの情報がはっきりして、文章が読みやすくなります。
⑦文体を統一する(ですます調・だ、である調)
読みやすい文章を書くためのコツの7つ目は「文体は『ですます調』と『だ、である調』のどちらかに統一すること」です。
文章の中で2つの文体が混在していると、以下のようになります。
説得力もなく、なんだか稚拙な印象を感じます。
執筆した記事の信頼性を高めるためにも、文体の統一は徹底しておきましょう。
⑧漢字を「ひらく」
読みやすい文章を書くためのコツの8つ目は
「特定の漢字はひらがなに変える」です。
漢字で書かれた言葉をひらがなに変えることを「ひらく」といいますが、なぜ漢字を「ひらく」必要があるのでしょうか?
それは、漢字ばかりの文章は読みづらく、集中力が削がれてしまうからです。
どの漢字を「ひらく」のか、明確な決まりはありませんが、一般的にひらかれている漢字は等(など)や既に(すでに)などです。
ほかにも、接続詞は基本的に「ひらく」ケースが多いです。
⑨漢字3、ひらがな7、カタカナ1のバランス
読みやすい文章を書くためのコツの9つ目は「文章は『漢字3、ひらがな7、カタカナ1』のバランスで書く」です。
上記のバランスは読みやすい文章の特徴であるとされています。
ブログに限らずXやインスタグラムなど、幅広い層をターゲットとするコンテンツでは非常に効果的です。
しかし、ひらがなを使いすぎると文章が冗長・幼い印象を与える可能性が高いため、適切なバランスを意識しながら記事を書いていきましょう。
⑩画像や吹き出しも使う(文章だけ並べない)
読みやすい文章を書くための最後のコツは「文章だけではなく画像や吹き出しを使用すること」です。
文章だけでは内容が伝わりにくい場合などは、画像や吹き出しを使用することで、読者が文章の内容を理解しやすくなります。
また、統計データや比較情報を表現する際には、グラフやチャートを使えば、一目で内容が理解できるようになります。
勉強におすすめの本
文章術についての本なら「理科系の作文技術」や「悪文 (第三版)」がとても勉強になります。
「わかりやすく簡潔な表現」や「文の区切り方」など、文章を書く上で非常に大切なことがびっしりと書かれています。
この2冊だけでも狙い撃ちすれば、文章力は相当身につくと思いますよ。
活字が苦手な人は、まずは活字に慣れるために小説を読んでみてください。湊かなえや東野圭吾の作品は個人的に読みやすいと感じるのでおすすめです。
まとめ:読みやすい文章は誰にでも書けるようになる
本記事の情報をまとめます。
- 文章力=文才は必要ない
- コツを押さえれば読みやすい文章が書ける
- インプットしたらアウトプット
綺麗な文章を書く必要はなく、読みやすい文章を書くことを意識すれば、読者に「読んでもらえる文章」になります。
日々のインプット・アウトプットを欠かさず、学びを効率化して、とことん書いていきましょう。
今回は以上となります。